ウイスキーをもっと楽しむために!
知っておくと得する、ウイスキー用語集
「ウイスキーっておいしいけど、専門用語が多くてちょっと難しそう…」
そう感じたことはありませんか?
たしかに、バーのメニューやボトルのラベルに書かれている言葉って、聞きなれないものが多いですよね。
でも、意味がわかると、味わいの奥深さや選ぶ楽しさがぐんと広がるんです。
今回は、ウイスキー初心者さんに向けて、よく登場する用語をやさしく解説していきます!
フィニッシュ(Finish)
飲み込んだあとに残る余韻のこと。
ウイスキーは、口に含んでいるときだけでなく、飲み終えた後にも風味がじわ〜っと広がります。
- 例:「スモーキーなフィニッシュ」「チョコのような甘いフィニッシュ」
- ポイント:この“余韻”が長く複雑だと、より上質とされることも。
「余韻まで美味しい」って、ちょっと贅沢な表現ですよね。
ピート(Peat)
スモーキーな香りの正体ともいえる存在。
ピートとは、**植物が長い年月をかけて堆積した“泥炭”**のこと。これを燃やして大麦を乾燥させると、独特の煙っぽい香りが麦芽に移ります。
- 例:「ピートの効いたウイスキー」「ピーティーな香り」
- 香りのイメージ:焚き火、正露丸、燻製ベーコンなど。
好き嫌いが分かれるけど、ハマる人はとことんハマります!
エステル(Ester)
ちょっと化学っぽい言葉ですが、ウイスキーの「華やかな香り」のもとです。
果物や花を思わせる香りの正体で、発酵中に酵母がつくり出します。
- 例:「エステリーな香り」「フルーティーな香味」
- 香りのイメージ:青りんご、バナナ、洋梨、白い花など。
香りを意識して飲むだけで、ウイスキーの楽しみ方が変わってきます。
ノンチルフィルタード(Non-Chill Filtered)
見た目や味わいの個性を残すために、冷却ろ過をしていないウイスキーのこと。
一部のウイスキーは、瓶詰め前に冷やしてろ過することで、濁りを防ぎます。でもこのとき、風味も一部失われてしまうことも…。
- 例:「ノンチル仕上げ」「そのままの個性を楽しむスタイル」
- 特徴:よりオイリーでコクのある味わい。
自然なままのウイスキーを楽しみたい人に人気です。
カスクストレングス(Cask Strength)
加水せずに樽からそのまま瓶詰めしたウイスキーのこと。
通常は飲みやすさを考えて加水(割り水)されますが、カスクストレングスは樽出しそのままなので、アルコール度数も風味も超パワフル!
- 例:「度数は高いけど、香りの立ち方が段違い」
- 飲み方:ストレートでもOKですが、水を少し加えると香りが開きます。
「濃いウイスキー」が好きな方にはたまらない一杯です。
まとめ:言葉を知ると、味がもっと見えてくる
今回ご紹介した用語は、どれもウイスキーの個性を語るうえで欠かせないキーワードばかり。
最初はむずかしく感じるかもしれませんが、少しずつ覚えていくと、お店でボトルを選ぶのももっと楽しくなってきますよ。
私自身、「ピートって何?」と思っていた頃から、いまではスモーキーな一杯に癒される日もあります。
ウイスキーの世界は、知れば知るほどおいしくなる――そんな奥深さが魅力なんです。
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