日本にもこんなに?
目次
今、注目の“クラフト蒸留所”をめぐる旅へ
「ジャパニーズウイスキーが人気ってよく聞くけど、大手ばかりじゃないの?」
「クラフト蒸留所って、どこにあって何が違うの?」
そんな疑問を持っている方、いませんか?
実はここ数年、日本各地に個性豊かなクラフト蒸留所が続々と誕生しているんです。
今回は、そんな魅力あふれるクラフト蒸留所の世界を、初心者にもわかりやすくご紹介します。
知られざる一本や、旅の目的地がきっと見つかるはずです!
そもそも“クラフト蒸留所”って何?
簡単に言えば、小規模で、こだわりのあるウイスキーづくりを行っている蒸留所のこと。
- 生産量よりも「品質」や「個性」を重視
- 地元の水や気候を活かした製法が多い
- 少量生産のため、希少性も高い
つまり、「職人の手仕事で丁寧に作られた、唯一無二のウイスキー」。
だからこそ、クラフトウイスキーには造り手の想いや風土が詰まっているんです。
注目のクラフト蒸留所5選
1. 三郎丸蒸留所(富山県)
北陸初のウイスキー蒸留所としても有名。
伝統的な木製発酵槽や、鋳物製ポットスチルを使うなど、クラシック×革新の造りが特徴です。
- 香りの印象:スモーキーで力強く、どこか土っぽいニュアンスも
- 「SABUROMARU」シリーズで国内外から注目を集めています
2. 嘉之助蒸溜所(鹿児島県)
焼酎文化の根づく地から誕生した、海辺のウイスキー蒸留所。
海風と南国の気候を活かした熟成で、甘みと深みのある味わいが魅力です。
- 香りの印象:熟したフルーツ、樽由来のウッディな甘さ
- テイスティングルームや見学施設も充実
3. 安積蒸溜所(福島県)
東北地方で初の本格クラフト蒸留所。
“笹の川酒造”が母体で、日本酒造りの技術をウイスキーに応用しています。
- 香りの印象:やわらかく繊細、果実や花のような華やかさ
- 「山桜」シリーズが人気。コスパの良さも魅力のひとつ
4. 油長酒造・蔵元蒸留所(奈良県)
清酒「風の森」で知られる酒蔵がウイスキーにも挑戦。
発酵技術の高さを活かし、香りの層が豊かでアロマティックなウイスキーを目指しています。
- 香りの印象:ハチミツ、ハーブ、白い果実のニュアンス
- 今後のリリースにも注目が集まる、まさに“これからが楽しみ”な蒸留所
5. 函館ウイスキー蒸溜所(北海道)
2021年設立の新星。寒冷な気候と海風が、じっくりとした熟成を後押ししています。
- 香りの印象:クリアで爽やか、ミントや柑橘のような印象も
- クリーンなスタイルを基盤にしつつ、今後の個性の進化が期待されます
まとめ:クラフト蒸留所は“物語のあるウイスキー”
クラフト蒸留所の魅力は、味わいだけじゃなく「背景」も楽しめること。
土地の空気や造り手の想い、地域とのつながり…。
一本のウイスキーの中に、物語がぎゅっと詰まっているんです。
クラフトウイスキーは、知れば知るほど面白い世界。
ぜひ気になる蒸留所をチェックして、旅気分で味わってみてください。
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